Larkメッセージとは?Larkのチャット機能について利用者目線で解説!
本記事では、オールインワンビジネスツール「Lark」のチャット機能(Larkメッセージ)について解説します。
Larkで何ができるのか、概要の記事はこちらを参照ください。
目次
1.Larkメッセージとは
Larkメッセージとは、Larkのチャット機能です。
メンバー同士の個別のチャット、グループでのチャット、絵文字でのリアクションなどの基本的な機能から、ドキュメントやタスクとの連携、リアルタイム自動翻訳など、Lark独自の機能も備わっています。
Larkメッセージは、Larkの他機能との連携が可能な、Larkの最も基本となる機能です。
Slackなど他のチャットツールとの違いは、この「Larkの他機能との連携が可能」という部分になってくるかと思います。
詳しくは、「チャットの特徴的な機能」の項にて解説いたします。
2.チャットの基本的な機能
Larkメッセージのチャット機能には、チャットツールのベーシックな機能が備わっています。
以下は、主なチャットの基本機能です。
- ・メンバー同士の個別のチャット
- ・グループでのチャット
- ・絵文字でのリアクション
- ・@を使ったメンション
- ・スレッドでの返信
- ・メッセージの既読・未読確認
- ・メッセージのピン留め
- ・重要なメッセージにフラグをつける
- ・送信済みメッセージの編集
- ・送信済みメッセージの取り消し(24時間以内)
- ・フィルタでの絞り込み
日常的にチャットを行ううえで必要な機能は一通り揃っており、不満を感じる点はほぼありません。
ただし、他の高機能なチャットツールと同じく、チャットの整理と通知の制御をしないと、迷子になってしまいがちなところはあるかなと思います。
チャットの整理には、フィルタの「ラベル」機能が便利です。
部署ごと、案件ごと、会議体ごとなど、カテゴリごとに分けてしまうのがおすすめです。
また、Larkではデフォルトで、絵文字のリアクションも通知が来るようになっています。
この通知をオフにするには、画面左上にあるプロフィール写真から、設定 > 通知 > 「すべての新着メッセージ」のチェックを外します。(わかりづらいですね…)
今のところ、一括制御しかできないので、仕事のチャットのリアクションはオン、雑談のチャットのリアクションはオフなどの制御ができるようになると便利だなと思います。
3.チャットの特徴的な機能
Larkメッセージのチャットの特徴的な機能としては、Larkの他機能との連携が可能という点です。
LarkはDocs(ドキュメント機能)、カレンダー、タスクなどの機能を備えています。
これらとチャット機能が連携することで、業務の一連の流れがスムーズに行えます。
以下は、主なチャットと他機能との連携機能です。
- ■Docs
- ∟チャットにDocsを共有すると、チャット内で閲覧・編集・管理の権限を管理することができます。
- ■カレンダー
- ∟チャット画面を離れることなく、グループメンバーのスケジュールを直接確認できます。
- ∟チャット画面から予定の作成が可能です。
- ∟「カレンダーアシスタント」というbotがチャットで通知を行ってくれます。
- ■タスク
- ∟チャット画面を離れることなく、タスクの内容を確認できます。また、タスクをフォローすることができます。
- ∟チャット画面からタスクの作成が可能です。
- ∟「タスクアシスタント」というbotがチャットで通知を行ってくれます。
- ■メール
- ∟メールをチャットに共有して、チャット内で内容を確認したり、返信を行えます。
弊社では今まで、カレンダーはGoogleカレンダー、タスク管理はBacklogを使用していました。
筆者もブラウザで、GoogleカレンダーとBacklogは「タブを固定」して常時表示させて運用していました。
これらの機能をLarkに統一したことにより、Slackとブラウザを行き来する必要がなくなりました。
Lark内においても、チャット画面から離れることなく、ほとんどの作業が完了できます。
また、カレンダーの予定や新規タスクが追加された際も、botがチャットで通知してくれるため、メールで通知を確認する必要がなくなりました。
以前はSlack、ブラウザ、メールクライアントの3ウィンドウを使用していたのが、Larkのチャットの1画面にまとまったので、非常に快適です。
4.まとめ
ご紹介したとおり、Larkメッセージのチャット機能はベーシックな機能はもちろん、Larkの他機能との連携により「オールインワンビジネスツール」を実現する、Larkの中心にある機能です。
弊社でLarkを導入した際、単にチャットツールとして使用している段階では、そこまでSlackとの差を感じず、便利さがわかりませんでした。
しかし、カレンダーやタスク管理など他の機能もLarkに統合してからは、非常に恩恵を感じています。
また、本記事では詳しく紹介しませんでしたが、Larkメッセージには以下のような機能も備わっています。
- ・自動翻訳
- ・スクリーンショット
- ・スクロールショット
- ・画面録画
- ・外部ユーザの招待
上記の機能はまだ使ったことがないのですが、「外部ユーザの招待」の機能などは特に、Larkを活用していくうえで役立ってくれるだろうなと想像しています。
以上、Larkメッセージのチャット機能について、弊社の事例を交えながら紹介いたしました。
導入の参考になれば幸いです。