Larkタスクの使い方は?弊社の事例を紹介
以前、弊社の技術ブログにおいて、Larkタスクの機能を解説する記事を公開しました。
今回の記事では、2025年2月現在、弊社においてLarkタスクをどのように活用しているか、紹介いたします。
目次
1.Larkタスクとは
まず、Larkタスクについてざっくりと紹介いたします。
詳しい機能の解説は、別に記事を書いておりますので、そちらをご覧ください。
Larkタスクとは、Lark上のタスク管理ツールです。
タスク管理に必要なベーシックな機能を揃えつつ、Larkメッセージ(チャット機能)やLark Docs(ドキュメント作成機能)との連携が豊富という特徴を持ちます。
Larkは「オールインワンビジネスツール」ですので、それぞれの機能を単体で使っていても、あまり良さが発揮されません。
チャットやドキュメントとの連携を行うことで、その真価が初めて発揮されます。
以下、弊社でのLarkタスクの導入事例について、
- 1.プロジェクトにおける活用例
- 2.定例会議における活用例
- 3.個人での活用例
をご紹介いたします。
1においてチャットとタスクの連携を、2においてドキュメントとタスクの連携を紹介いたします。
2.プロジェクトでのLarkタスクの活用
弊社では、いくつかのプロジェクトにおいて、お客様との連絡はSlackやBacklogを使って行いつつ、それらをLarkタスクに投入して、内部管理を行うという手法を採っています。
基本的にはBacklogのチケットをベースにLarkのタスクを立て、作業の中で発生したサブタスクは子タスクとして追加するというような形です。
以前はBacklogのチケットごとにSlackでスレッドを立て、作業の中で発生するやり取りはスレッド内で行っていました。
タスクが少ないうちは、内部でのやり取りをSlack上で行っていても問題なかったのですが、タスクが増えてくると、現在進行中のタスクはどれなのか、優先度が高いものや期限が近いものがどれなのか、BacklogとSlackを行き来しながら確認して作業する必要がありました。
Larkを導入して、Larkタスクで内部管理をするようになってからは、この手間がなくなりました。
- 1.ディレクターがBacklogのチケットをもとに、Larkタスクのタスクを起票
- └担当者の割り当てなど
- 2. 朝会でLarkのタスク画面を見ながらタスクの棚卸し
- 3. タスクの進捗をコメントで投稿
- └適宜、ステータス更新
- 4. 他の方がコメントを投稿した際はタスクアシスタントが通知
- 5. チャット画面からタスクをサイドバーで開き、リアクションやコメント投稿



筆者は関わっている案件のタスクリストをナビゲーションバーにピン留めして、自分の使いやすいようにカスタマイズしています。
BacklogとSlackが融合したような感覚で使えるため、非常に使い勝手が良いなと感じています。
3.定例会議でのLarkタスクの活用
弊社ではプロジェクト以外でも、定例会議の議事録と連携する形でLarkタスクを活用しています。
Lark導入以前は、次回までに対応が必要な課題、非同期で議論が必要な課題をSlackに投稿し、スレッドでやりとりしていました。
しかし、リマインダーがないため対応を失念したり、経緯を把握するためにGoogleドキュメントの議事録を漁るなど、あまり効率的な運用ができていませんでした。
そこで、定例会議の議事録(Larkドキュメント)の末尾に「/task」(スラッシュコマンド)でタスクリストを作成し、それをLarkタスクに同期して、Larkタスクでの課題管理を開始しました。
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結果、対応漏れが少なくなり、タスクの内容を確認するために議事録を開く手間もなくなりました。
また、テキストで議論が必要な課題に関しては、チャットで「@全員」のメンションを行なったスレッドを立て、それをタスク化して期限設定を行なっています。
実際の議論はチャットのスレッド内で行い、リマインド機能に関してはタスクに行ってもらう形です。
タスクのコメントはチャットと比較すると機能的に劣るため、このような形を採っている次第ですが、今後タスクのコメントが使いやすくなれば、議論自体もそちらで行う形式に切り替える余地はあると思っています。
4.個人でのLarkタスクの活用
ここまで紹介してきたLarkタスクの活用方法は、複数人が関わるプロジェクトや会議体での事例でした。
ですがもちろん、Larkタスクは個人で使用しても便利です。
筆者は主に、リマインダーとして使用しています。
- ・毎日、毎週など定期的に(内容を変えて)投稿する必要のあるもの
- ・「チームメンバーに〇〇をリマインドする」というタスク
- ・有志で開催するイベントの告知
など、ちょっとでも失念する心配のあるものはとりあえずタスクに入れています。
他にも、自分専用の個人チャットをメモ代わりに使い、チャットからタスクを作成するなど、活用方法は様々です。
Larkの「オールインワンビジネスツール」という特徴を最大限活かすべく、個人的なタスクもLarkに投入してしまう方が良いなと思っています。
5.まとめ
以上、今回は弊社および筆者の、Larkタスクの実際の活用方法について紹介しました。
チャットとタスク、ドキュメントとタスクが連携することで発揮されるLarkの強みが、少しでもお伝えできていればと思います。
弊社もまだ、本格的にLarkを導入してから日が浅いため、まだまだLarkの全ての機能を使いこなせてはいません。
今後も、新たに分かってきた活用方法など、当ブログに記事としてまとめたいと思っております。