Larkって何?DXツールLarkの概要
目次
- Larkとは?
- Larkの機能
- Larkのインポート機能
- まとめ
1. Larkとは?
Lark(ラーク)とは、一言で表すと「オールインワンビジネスツール」です。
ビジネスシーンで使われるツールは多岐に渡り、それぞれに強みがあります。
しかし、それぞれのツールは別々のプラットフォーム上に存在します。
弊社も以前は、様々なツールを社内業務に使用していました。
・社内チャット:Slack
・打ち合わせ:Google Meet
・資料作成:Microsoft Office
・資料共有:Google Drive
・勤怠管理:HRMOS
・就業規則:ownCloud
・etc…
上記ツール類は、単体では非常に高機能ですが、横断的に使用せざるをえず、業務が煩雑になりがちです。
Slackで打ち合わせの時間を決めて、Google MeetのURLを発行して共有、Officeで作った資料を投影して、議事録はGoogle Driveに格納して…
この業務の煩雑さを解消してくれるのが、「オールインワンビジネスツール」のLarkです。
2. Larkの機能
Larkは1つのプラットフォーム上で様々な業務を完結できるよう、多種多様な機能を持っています。
- コミュニケーション機能
- Larkメッセージ:チャット、音声通話、ビデオ通話が可能
- Larkメール:既存のメールサーバーとの連携も可能
- 予定・タスク管理
- カレンダー機能
- タスク管理機能:ガントチャート機能によるプロジェクト管理も可能
- ビデオ会議・自動文字起こし
- 文書作成・表計算・データベース
- ドキュメント作成機能
- 表計算機能
- Lark Base:ノーコードで業務アプリケーションを作成可能
- 社内ポータル
- 電子稟議
- 勤怠管理
チャットで打ち合わせの時間を決めて、ビデオ会議のスケジュールを設定、ビデオ会議で作成したドキュメントを投影して、自動文字起こしした議事録をドライブに格納。
上記作業が、Larkのプラットフォーム上だけで完結します。
また、Larkの特徴として、これらの機能が相互に連携していることが挙げられます。
ビデオ会議の通知はチャットで送られてきて、その場で承諾・辞退が可能。
チャットの一番上に本日の予定が固定され、予定から直接ビデオ会議に参加可能。
リマインダー機能もあります。
弊社でも少しずつLarkの導入を進めており、記事公開の段階では社内のチャット、ビデオ会議、ドキュメント作成と管理、一部案件のタスク管理をLark上で行っていますが、日々の業務が非常に簡潔になりました。
以前は、当たり前のように複数のツールをバラバラに使用していましたが、今振り返ると、わざわざ煩雑なことをしていたのだな…と感じます。
3. Larkのインポート機能
「Larkは確かに便利なのかもしれないけど、今まで使ってきたツールから、ゼロベースで移行するのは大変だなぁ…」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、Larkは外部サービスからのインポート機能も充実しています。
弊社でも実際に、Slackのデータをメッセージにインポートし、過去のやり取りを残した状態でLarkの使用を開始しました。
他にも、
- Google Drive→Lark Docs
- pstやmboxファイル→Larkメール
- Confluence→Lark Wiki
など、様々なデータの移行が可能なため、Larkを導入するにあたり、ゼロベースで始める必要はないのです。
また、全てのツールを一気に移行する必要はありません。
弊社もまだ、勤怠管理、社内規則、給与明細の発行などはLarkに移行していません。
社員の混乱を招かないためにも、徐々に移行するのも1つの手だと思います。
4. まとめ
Larkは「チームがつながるDXツール」をコンセプトに掲げています。
ツールが1つにまとまることで、様々な作業がシームレスになり、作業に関わる人たちが自然と繋がれる。
コンセプトには、そんなメッセージが込められているように感じます。
弊社はまだLarkを本格的に導入してから日が浅いですが、日々の業務の効率化はもちろん、それらにまつわるコミュニケーションもスムーズになってきています。
今後も当ブログでは、Larkの機能解説や、社内業務をLarkに移行していくにあたり気づいたこと、つまづいた点などを、実体験を元に書いていこうと思っています。
Larkの知見を書き溜めていければと思っておりますので、今後も当ブログの更新を拝見いただけますと幸いです。