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2023.06.22 /

EFSファイルシステムをEC2にマウントする方法

はじめに

「EFS(Elastic File System)は、複数のEC2インスタンス間でファイルを共有するためのマネージドネットワークファイルシステムです。このブログでは、EFSファイルシステムを複数のEC2インスタンスにマウントする手順について詳しく解説します。

EFSを使用することで、複数のEC2インスタンスが同じファイルシステムにアクセスし、データを共有できます。これにより、複数のインスタンスでのコンテンツの一元管理や共有データの利用が容易になります。

それでは、EFSファイルシステムを複数のEC2インスタンスにマウントする手順を見ていきましょう。

EFSの構築手順

(1)セキュリティグループの作成

AWSマネジメントコンソール のサービスから「EC2」を選択し、EC2ダッシュボードより「セキュリティグループ」をクリックし、「セキュリティグループを作成」をクリックすると、セキュリティグループを作成する画面に移動します。

「セキュリティグループ名」と「説明」はご自身の目的によって、入力してください。VPCは、EC2インスタンスと同じVPCを選択してください。

「ポート」は2049を選択し、「ソース」はカスタムと取得した各EC2用のセキリティグループIDを選択してください。

続いて、「名前タグ」に任意の名前を設定し、「セキュリティグループを作成」をクリックしてください。

(2)DNS ホスト名を有効化

AWSマネジメントコンソール のサービスから「VPC」を選択し、VPCダッシュボードより「VPC」をクリックし、該当VPCを選択後、左上の「アクション」から「DNSホスト名を編集」をクリックしてください。

DNSホスト名を有効化し、右下「変更を保存」をクリックしてください。

(3)EFSファイルシステムの作成

EFSダッシュボードより「ファイルシステム」をクリックし、右上の「ファイルシステムの作成」をクリックすると、ファイルシステムを作成する画面に移動します。

右下「カスタマイズ」をクリックしてください。

「名前-オプション」に任意の名前を設定し、「自動バックアップ」はご自身の環境に合わせて設定してください。

該当VPC、アベイラビリティーゾーン、Subnet、手順(1)作成したEFSのセキュリティグループを選択して、「次へ」をクリックしてください。

そのままで、右下「次へ」をクリックしてください。

この画面の情報を確認し、問題がなければ、「作成」をクリックしてください。

(4)EC2へのマウント

tera termで一つの該当EC2インスタンスに接続し、以下のコマンドを使ってください。

①EFSと接続するためのツールをインストール

sudo yum install -y amazon-efs-utils

②フォルダーを用意する

sudo mkdir [マウントしたいディレクトリ]

③マウントをする

sudo mount -t efs [ファイルシステムID]:/ [マウントしたいディレクトリ]

終わりに

今回のブログでは、EFSファイルシステムをEC2にマウントする手順について詳しく解説しました。EFSを使用することで、複数のEC2インスタンスでのファイル共有が容易になり、データの一貫性と可用性を確保できます。

EFSファイルシステムは、データ共有やアプリケーションのスケーリングにおいて重要なツールです。今回のブログを参考にして、EFSの活用方法を理解し、自身のプロジェクトやアプリケーションに適用してみてください。

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