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2023.06.17 /

Amazon EC2の料金プランについて

はじめに

Amazon EC2は、使用したコンピューティング時間に対して、料金がかかる従量課金制をとっています。
利用するケースに応じて、「オンデマンド」「リザーブドインスタンス」「スポットインスタンス」「Amazon EC2 Savings Plans」「Dedicated Hosts
といった料金オプションが存在します。
今回はこれらのプランの特徴などについて見ていこうと思います。

・オンデマンド

初期費用や最低料金は発生しない、時間課金制の料金体系
普通にインスタンスを作成するとこちらとなります。
中断できない不規則で短期的なワークロードアプリケーションの開発とテスト使用パターンが予測不可能なアプリケーションの実行などに最適です。
1年を超えるケースの場合は、リザーブドインスタンスの方が安くなります

・リザーブドインスタンス

オンデマンドインスタンスの利用に適用される割引です。
予約金の支払いをすることで、時間単価の割引が行われ、前払い有りにすると初期費用が発生します。
期間は1年または3年の単位での購入となります。
契約期間が過ぎると、その時点で中断するわけではなくオンデマンドの料金で課金されることになります。常に稼働させておく必要があるシステムを運用する場合などに最適です。

・スポットインスタンス

一定のコンピューティング使用量に対する契約やコミットメントは不要で、
未使用のコンピューティングキャパシティーを使用することでコスト削減を実現しています。
キャパシティに空きがない場合、空きができるまでリクエストができないことや、
キャパシティが使用できなくなったり、スポットインスタンスの需要が増えたりすると、
インスタンスが中断される可能性があります。
そのため、開始時刻と終了時刻が定まっていないワークロードや、中断可能なワークロードなどに最適です。

・Amazon EC2 Savings Plans

1年または3年の期間で、1時間あたりコンピューティング使用量を事前契約することで、
その使用量に対して割引を受けることができます。
契約使用量を超えた場合は、オンデマンド料金で計算し課金されます。
AWS Cost Explorerの機能を活用をして、使用量を把握することによってプランを簡単に管理できます。

・Dedicated Hosts

専用の、Amazon EC2インスタンスキャパシティーを備えた物理サーバーを使用できます。
また、異なるインスタンスタイプを混在させてしようすることができます。
専用のサーバーとなるため、5つのプランの中で一番高価なプランです。
同じホストに他顧客のインスタンスは配置されないため、リソースを共有せず、
セキュリティやコンプライアンス要件を満たすために最適です。

おわりに

システムを構築、運用する上でコストは気を遣う点です。
実際にどういったシステムで、どれだけ稼働させるか、などを検討し、
できるだけ利用料を安く抑えられるようにプランを吟味するということは非常に重要なこととなるかと思います。
概要的な特徴を並べた内容でしたが、多少なりともプラン選択の一助になれれば幸いです。

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