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2023.05.23 /

AWS Certified Cloud Practitionerを簡単に解説 (Part 5)

最初に

前パートでAWSの基礎部分の解説が終わりました。

AWS Certified Cloud Practitionerを簡単に解説 (Part 4)

このパートでは、AWSの基本となるサービスの解説をします。

少しややこしいかもですが、ここからAWSのオリジナル用語がひっきりなしに出てきます、頑張ってください。

また一部サービスは解説内容が多いため、別パートにて解説するサービスもありますのでご了承ください。

基本のサービス

AWSには様々なサービスがありますが、試験にも出てくる基本となるサービスがありますので抑えておきましょう。

Amazon S3 (Simple Storage Service)

この単語はPart 1にも出てきましたね、覚えていますでしょうか?

Simple Storage Service、通称 “S3” は、名前の通りストレージサービスであり、画像や動画・プログラムなど、種類を問わず様々なファイルを保存することができます。

感覚的にはGoogle DriveやiCloud、OneDriveに近いです。

ただこれらとAWSの違うところは、まず容量に制限がありません。

またhtmlページからwebページを構築することもでき、静的なWEBサーバーとして使うこともできます。

更にS3には99.999999999% の耐久性※1と、99.99% の可用性※2を有しており、他のストレージサービスと比較して、より安全にデータを取り扱うことができます。

※1 データを失わないことを保証すること
※2 システムが稼働できる能力のこと

Amazon S3 – aws.amazon.com

Amazon EC2 (Elastic Compute Cloud)

この単語もPart 1に出てきましたね。

Elastic Compute Cloud、通称 “EC2” は、AWS上で稼働する「仮想サーバー」であり、AWSの最も代表的なサービスです。

分かりやすく言うならば、俗にいう「サーバー」です。

オンプレミスでの物理サーバの構築や環境構築作業をすることなく、EC2を使うことで手軽に仮想サーバを用意できるのがメリットです。

AWSでは、AWS上で稼働するEC2仮想サーバーのことを、「インスタンス」と呼びます。かなり重要なので、この言葉は覚えてください。

EC2はインスタンスを起動する際、OSやCPU、ストレージ容量など、必要に併せて起動することが出来ます。

構築・起動・終了は数クリックで簡潔し、とても簡単に扱うことができます。

EC2は解説することが多いので、別の機会にまとめて解説します。

Amazon EC2 – aws.amazon.com

Amazon RDS (Relational Database Service)

Relational Database Service、通称 “RDS” は、リレーショナルデータベースサービスです。

RDSはEC2と同様、オンプレミスでの物理サーバの構築や環境構築作業をすることなく、契約後すぐ利用することが出来ます。

使えるデータベースは多数あり、それぞれのデータベース管理システム (RDBMS) も使用できます。

RDSにも機能が沢山あり、それぞれ言葉も違うのでこちらも別の機会にまとめて解説します。

Amazon RDS – aws.amazon.com

Amazon CloudWatch

Amazon CloudWatchは、EC2やRDSなどのサービス等を監視できるサービスです。

CloudWatchは、AWSのサービスだけでなく、オンプレミス他クラウドのサービスも監視することができます。

EC2やRDSのエラー、残り空き容量が少なくなった時、アクセスログ等から好きな条件でアラートを出すことができます。

Amazon CloudWatch – aws.amazon.com

AWS IAM (Identity and Access Management)

Identity and Access Management、通称 “IAM” は、ユーザーの「認証」と「認可」の管理を行うことができるサービスです。

「認証」とは、二段階認証等のログイン方法等を管理し、「認可」とは、アクセスさせる機能の許可を個別に管理する機能です。

IAMでは、ユーザー個別だけではなく、ポリシーやロールの設定もできます。

こちらもセキュリティを交えて解説したいのですが、文字数の関係上別の機会にまとめて解説します。

AWS Identity and Access Management (IAM) – aws.amazon.com

AWS Trusted Advisor

Trusted Advisorは、使用状況等を監視しコストを効率化するサービスです。

AWSには様々なサービスがあり、規模が大きくなるにつれ様々なサービスを利用していくことになりますが、本来であれば割引が利用できるプランを設定ミスで割引の恩恵を受けることができなかったり、大容量で契約したのに有り余ってるといったことがあるかもしれません。

このサービスは、自動で使用状況等を随時モニタリングし、パフォーマンスやコスト、セキュリティなどの観点について最適化するにはどうすればいいかを自動的に提案してくれるサービスです。

ただあくまでも提案であって、自動でプランを変えてくれるわけではありません。

AWS Trusted Advisor – aws.amazon.com

AWS Cost Explorer

Cost Explorerは、リソースの使用状況と、コストを可視化して分析できるサービスです。

データを分析するだけでなく、分析したデータを元に3ヶ月分の利用料金の予測をすることもできます。

Cost Explorerではサービスごとの利用料金や使用量などAWSサービスごとの比較をすることができます。

またAWS Budgetsという機能を併用することにより、予算を設定し予算を超えると予測されるとアラームで通知をだすこともできます。

AWS Cost Explorer – aws.amazon.com

まとめ

後日解説するところもあるので、ここでは大まかな機能だけまとめます。

・Amazon S3 … ストレージサービス
・Amazon RDS … データベースサービス
・Amazon EC2 … 仮想サーバーサービス
・Amazon CloudWatch … システム監視サービス
・AWS IAM … ユーザーや権限の管理
・AWS Trusted Advisor … コスト最適化を提案するサービス
・AWS Cost Explorer … リソースやコストを可視化&分析するサービス

これらのサービスは試験に出てくるので、単語や機能を絶対に抑えておきましょう。

最後に

今回はAWSの基本となる機能をまとめました。

このあたりは機能や単語が多く、1ページで解説するととても長くなってしまう為それぞれ後日解説します。

Part 5はここまでです。次回もお楽しみに。

AWS Certified Cloud Practitionerを簡単に解説 (Part 5)

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