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2023.07.12 /

AWSリレーショナルデータベース比較: RDS vs Aurora

はじめに

クラウドコンピューティングの普及により、データベースの選択肢はますます多様化しています。今回はリレーショナルデータベースサービスのRDS(Relational Database Service)とAuroraの比較に焦点を当て、それぞれの特徴と利点を詳しく解説します。では、始めましょう!

サービス概要

Amazon RDS(Relational Database Service)は、Amazon Web Services(AWS)が提供するフルマネージドなリレーショナルデータベースサービスです。RDSを使用すると、データベースのセットアップ、管理、スケーリングなどのタスクを簡素化できます。

Amazon Auroraは、Amazon Web Services(AWS)が提供する高性能かつ耐久性のあるリレーショナルデータベースエンジンです。Auroraは、MySQLとPostgreSQLの互換性を持ちながら、より高速なパフォーマンスとスケーラビリティを実現しています。

Amazon RDSとAuroraの違い

①データベースエンジンの選択

RDSは、MySQL、PostgreSQL、Oracle、Microsoft SQL Serverなどの主要なリレーショナルデータベースエンジンをサポートしています。

Auroraは、MySQLとPostgreSQLの互換性を持つ高性能なデータベースエンジンです。

以下は、それぞれのエンジンの特徴です。

・MySQL: オープンソースで人気の高いリレーショナルデータベースエンジン。広範なコミュニティと豊富なドキュメントがあり、幅広いアプリケーションで使用されています。

・PostgreSQL: オープンソースの高度なリレーショナルデータベースエンジン。豊富な機能と拡張性があり、データの完全性やセキュリティが重要なアプリケーションに適しています。

・Oracle: 商用のリレーショナルデータベースエンジンで、高いパフォーマンスと大規模なデータベース処理に特化しています。エンタープライズアプリケーション向けの包括的な機能を提供しています。

・Microsoft SQL Server: マイクロソフトのリレーショナルデータベースエンジンで、Windows環境で広く使用されています。Microsoftエコシステムとの統合性やBI機能の豊富さが特徴です。

②デプロイオプション

・RDSデプロイオプション

(1)単一AZデプロイメント

RDSデータベースを単一のアベイラビリティーゾーン(AZ)にデプロイします。耐障害性は限定的ですが、低コストで利用できます。

(2)マルチAZデプロイメント

RDSデータベースを複数のAZに自動的にレプリケートします。マスターデータベースと同期したリードレプリカを作成し、フェイルオーバーが発生した場合に自動的に切り替えます。高可用性と耐久性を提供します。

(3)リードレプリカデプロイメント

RDSデータベースのリードレプリカを複数作成し、読み取りトラフィックを分散します。リードレプリカはマスターデータベースと同期しており、読み取り専用のクエリを処理するために使用されます。

(4)マルチリージョンデプロイメント

RDSデータベースを複数のAWSリージョンにデプロイし、データの冗長性と耐久性を向上させます。アクティブ/アクティブまたはアクティブ/パッシブのレプリケーションアーキテクチャが可能です。

・Auroraデプロイオプション

(1)単一マスターデプロイメント

Auroraクラスターに単一のマスターノードを含め、データベースの書き込みと読み取りを処理します。マルチAZ構成もサポートされ、自動フェイルオーバーが有効です。

(2)マルチマスターデプロイメント

Auroraクラスターに複数のマスターノードを含め、データベースの書き込みトラフィックを分散します。各マスターノードは同期しており、高い書き込みスループットと可用性を提供します。

(3)グローバルデータベースデプロイメント

Auroraグローバルデータベースを構成し、複数のAWSリージョンにデータベースをデプロイします。データの自動レプリケーションと自動フェイルオーバーが提供され、高い可用性とパフォーマンスを実現します。

③レプリケーション

RDSは、マスタースレーブのレプリケーションを使用してデータの冗長性と耐久性を確保します。マスターデータベースとリードレプリカの間でデータが同期されます。一方、Auroraは、データの冗長性と可用性を高めるために、マルチAZ構成と分散ストレージが組み合わせて使用されます。データは6つのコピーに分散され、自動フェイルオーバーや耐久性の向上が実現されます。(6つの中で4個は同期、残り2つは非同期)

④バックアップとリカバリ

RDSは、スナップショットや自動バックアップなどの機能を使用してデータのバックアップとリカバリを行います。

Auroraは、連続的バックアップと短期間のリカバリポイント(最大5分間隔)をサポートしています。バックアップはストレージレイヤーで行われるため、データのバックアップおよびリストアの速度が高速です。

終わりに

RDSとAuroraは、どちらも優れたリレーショナルデータベースサービスであり、それぞれの独自の利点と特徴があります。

RDSは既存のリレーショナルデータベースエンジンに基づいており、柔軟性とエコシステムのサポートが魅力です。Auroraは高速なパフォーマンス、耐久性、スケーラビリティを提供し、分散ストレージとマルチマスターレプリケーションによって優れた可用性を実現します。

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